イージスファイターの鉄壁の防御「盾」。非常に重量があるため、ケースと一体化し、取り出すことなく鑑賞できるように設計しました。
提示頂いた資料を基に1/1にした際にできるだけ見栄えするように全体/各部のバランス等を再調整し、 監修していただいてから製図→3D出力データ化→各種加工へ進めます。 基データの流用はせず、新たに立体化用のデータを作成しました。
剣と同じく、盾とケースとのバランス、クラスアイコンの位置などを図面上で監修していただいてから制作へと進めます。今回はケースと一体化しているため「展示した時に様々な角度から盾のフォルムを楽しんでいただけるように」などをCGを用いて検討を重ねました。
盾の重量が10Kg以上になることを予測し、斜め置きの展示にも耐えられるよう、まず盾の裏面とケースを固定する為のパーツ作成から開始しました。 盾のベースになるパーツを切削、盾のベースパーツの裏面に金属板を配置しています。
ベースパーツに3D出力したパーツを仮配置し、噛み合わせを確認。 その後、各パーツを研磨します。
ある程度まで研磨が進んだら3D出力したパーツへ金属芯を縦横に貫通させて骨組みとしパーツ同士を接着します。
ベースパーツへ3D出力したパーツを接着し、その後研磨→サフ→確認→研磨を繰り返し行います。
研磨完了後、下塗りし、各色ごとにマスキングしながら本塗装をおこなっていきます。
ご提供いただいた資料を確認しながら塗装を進めていきます。
一通りの塗装が終わった段階で既に完成している剣とのバランスや基の資料と比較し統一感が出るように調整を行います。
色合いの調整の際は背景色や光源も変化させて確認します。
様々な角度から眺めて納得がいくまでチェックします。
納得がいったところで塗装終了、各パーツの接着を開始します。 盾の真正面にくるパーツは盾をケースに収納し、本体をボルトで固定した後に被せて接着します。
盾をケースに収納し、最後に真正面のパーツを接着します。
(※ケースの保護シートを剥がす様子は2020年2月13日にyoutubeの BLUE PROTOCOL公式配信『ブルプロ通信』#1にて生中継されました!)